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嘘喰い完結記念 全巻再読の儀(目次)

嘘喰い終盤のネタバレについても触れている可能性があるので、当記事は嘘喰い全巻読了後に閲覧することを推奨します。

嘘喰い 第49巻

いよいよ最終巻である、第49巻の再読です。

49巻は紙版とKindle版の両方を購入したので、せっかくなのでKindle版から画像を用意しました(本当は全巻Kindleで買い直して画像キレイにしたいところですが……)。

これにて最後の記事になりますので、週刊連載時の感想もふまえ、各話ごとに詳しく書いていこうかと思います。



49巻のカリ梅は悩みましたが、2個と判断しました。今回は各話ごとに記載していく都合上、それぞれの登場話でカリ梅画像を掲載していきます。




第529話 遠吠えと咆哮(2017/10/05掲載)

5分にはあと2秒満たないので、何か起こるだろうとは構えていたものの、演出力が凄まじくて、声が詰まるものがありました。

瞳の中に

10回戦

連載時に見たときは、今までにない絶望的な表情に思えたのですが、再読時にはそうでもないかもしれないと感じました。鼻血が出ててもおかしくないくらい、喜んでいるのではないか、と。

絶望か狂喜か




第530話 勝者は…(2017/10/12掲載)

前回は「やはり次が来たか」と思ってましたが、今回の貘さんの絶望的な焦りの表情を見てると、「え……これ、マジでやばいのでは……」と自分まで焦ってきました。いつの間にか絶望的なほどにシリンダが貯まっているので、もうすでに何度も試合が進み、読み合いでも覆らないものになったのだ、と。

すべて溢れた

15秒以内にチェック成功しないと即死という状況で、ハンカチは落ちていたのでチェック失敗は免れたものの、梶ちゃんとマルコも駆けつけ、いよいよ後がない状況。

駆けつけた先には

連載時は心配で仕事どころか生活全般も手に付かないくらいの動揺が続きました。いよいよ負けてしまうのか、嘘喰いという作品だから主人公交代で二部になることくらいはありえそうだ、と負けの流れを受け入れつつも、貘さんが死んでしまうと思うと、とても平静は保てません。

冷静に考えると紙の上に描かれたキャラに過ぎない。そんなことは分かっているんですが、もう十年以上もずっと貘さんを見守ってきたので、あたかも良き隣人のように心の中で大きな存在になっていたのかもしれません。




第531話 確かな決着(2017/10/19掲載)

続きが待ち遠しいような、望まない決着を見たくないような。そう思いつつも、夜中に日が変わった瞬間、コンビニに走りました。どんな結果になっても、見届けるしか無い、という想いで。

そこに待ち受けていたのは、まさかの決着。貘さんの「つれない事言わないでよ。これで……終わりなんて」という言葉からすると、もしかするとあの絶望感という名のスリルを楽しんでいたのかも知れません。

つれないこと

二人の決着後のシーンを見ると、屋形越え開始前の言葉が思い出されます。

この日まで幾多の死の恐怖を味わってきた二人
この対峙を待ち望んでいた…二人
まるで夢見るように
だから
せめて破れても最後は
夢を見ながら逝くのだ
勝ったと思い
勝者として眠りにつくのだ


あなたの勝ちです

賭郎勝負の結果発表は毎回ズンッと静かな迫力がありましたが、今回は結果までもが静謐な雰囲気を最後まで維持していましたね。椅子の後ろにハンカチが落ちたまま終わっているあたり、意味深です。

結果

振り向くな、という言葉に二重の意味が込められているのも見事です。

決して……

振り向かない




第532話 まだ見ぬ自分(2017/10/26掲載)

ここはカリ梅を食べた描写はないんですが、オベリスクからヘリまで袋だけ持ってきたとは考えにくいので、勝利後に1個食べたものと予想してカウントしました。

カリ梅

カリ梅を食べたという判断の元になったのは、この表情です。

浸る

それにしてもこのヘリの場面、まるまる一ページも使ってるから、このパイロットが実はすごい重要人物なのではないかと疑ってしまったんですけれど、こう思ったの自分だけじゃないですよね? ね?

ヘリ

そして我々はついに、待ち望んでいた風景を目にします。

新お屋形様

こうなると気になるものです。

この物語はまだまだ続くのか。

それとも終わってしまうのか。

週刊連載でリアルタイムに楽しんでいた時、我々はその行方にまでも翻弄されました。嘘喰いは終わるのか、終わらないのか。思いを胸に、もしくは口にしながら、喜々として踊り続ける、最後の宴の始まりです。




第533話 見たかったもの(2017/11/02掲載)

屋形越えから2ヶ月後、とある病院のワンシーン。のぶ子らしき女性が見つめるのは……ちゃんみだ?!

と誤解したんですが、とっさに脳内で「いや待てよ、プロトポロスでのぶ子がちゃんみだに会う機会は無かったし、でも梶ちゃんと王の座を賭けて勝負したらしいからその時にちゃんみだが居たかも、いや付いてた立会人はちゃんみだではないはず、というか勝負の時に会ってたから立会人にする表情じゃないだろうし、これは梶ちゃんだ! Q.E.D.! 証明終了!(1.0秒)」といった感じに大げさに考察してしまいました。梶ちゃんも威厳が増してきた感がありますね。

梶ちゃん

大船さんも無事復帰でめでたい限り。梶ちゃんが「甘い奴」だったからこそ、今後の色々につながってきているあたり、縁を感じますね。そしてなぜかアノマの姿が……

甘い奴

セリフをかぶせてくるアノマに、さらに貘さんがかぶせ、そこをさらにアノマがかぶせてきてるのが細かい……

かぶせ合戦

貘さんがコーヒーを手にしてるって、実は珍しいのではないでしょうか(夜行さんのせいとか誰も言ってませんよ!)。

コーヒー

14巻で出てくる夜行さん経営のお店とは違うようなので、夜行さんのコーヒーではないから手にしているのではないでしょうか。

夜行さんのお店

ほんの数ページなのに、面白そうな勝負になるぞ、という雰囲気を作るのが巧みですね。ほんと毎回シビれます。

勝負だ

梶ちゃんとマルコが夜行さんをどう説得して、屋形越えの後に創一を蘇生させたのかは想像するしかないですが、彼らの人の良さが目に浮かぶようです。貘さんが負けたときのために持ってきたけど、咄嗟に創一に使ったのかな、と感じています。

何かに抗う

このシーンを見ていると、自分も感じます。

なぜ『嘘喰い』に惹かれる? 
答えは簡単だ
側にいれば見られるのだ 見たかったものが
他にはいまい これほどのものを 見せてくれる先生は

これほどのものを

迫先生、およびこの作品の存在に、ただただ感謝するばかりです。




第534話 あの日(2017/11/09掲載)

屋形越え決着時は「まだまだ回収されてない伏線があるから、連載はまだまだ続くぞ!」と思っていた時期もありました。しかし先週は凄い勢いでキレイに伏線が回収されてしまい、いつまで連載が続くのか予想もつかない状況となりました。

再読を何度もして考察に余念がない方であれば、貘さんが以前夢で見たビルの事が気がかりになっていたのではないでしょうか。行ったこともない場所が描写されるはずはない、と。このあと服の裾に血をつけることになるネズミも事前に登場させていて、ほんとうに仕事が細かいですね。

ネズミ

絵本によって差異があるのは、待ち合わせの場所だけみたいです。状況によって、栄羽が待ち合わせの部分だけ絵本を描き換えていたのでしょう。

違い

「じいさん」から「あの方」「創造主」と呼び方が変わったのは笑いました。そこまで貘さんは心酔してたんだ……

お方

「1ヶ月周期の喪失」の前の余白が不自然にある件、特に何も意味はなかったんですかね。なお創一名義ではなく、直器名義になってますね(外部に知られるわけにいかないからでしょう)。

周期

この展開を読んで「ビル脱出編が始まるぞ、50巻まで続きそうだぞ」とぬか喜びしてたのが懐かしいです。ほんと良い意味で振り回されてましたね。連載が終わるか続くかだけでここまで盛り上がるマンガも珍しいと思います。




第535話 小さな嘘(2017/11/16掲載)

ついに預言者こと蒼田絵子のビデオが出てきました。ここで「初めまして」と言っているのが、最初は実は二度会ったことがあるという意味かと思ったのですが、そうではなく特定の人物にあてたビデオだから、という意味かと感じます。

つまり未来の創一に向けてのメッセージなのではないでしょうか。

ビデオ

結果的に創一以外の人間も絵子のビデオを見て、貘さんが今後どうするかを決意した状況ですが、はち王を描いている栄羽は、貘さんの存在をどう受け止めていたのでしょうか。

強くなるには

敵国の王子を描いてはいますが、創一以外の人間が来ることは想定外のようでした。創一の味方になるであろう敵国の王子の存在は知っていても、それがたまたま忍び込んだ貘さんだとは知らなかった、という辺りでしょうか。

気のせいか

この回まで読んで、ほぼ伏線が回収されてしまったのが分かります。あとは「世界平和」と「巨乳大作戦」くらいしか残ってません。ますますもって連載が続くのか終わるのか分からなくなってきたところで、ヤングジャンプ巻末を見ると衝撃的な事が書いてありました。

巻末の作者コメントで迫先生が「連載を最後までやり遂げたこと」と述べられていたのです。普通だったら「ああ、連載もう終わるんだ……」と思うところなのですが、訓練された読者こと嘘喰いファンは「本当に終わるのか……?」と疑い深くなっています。

我々はもうすっかり、嘘喰いという楔を打ち込まれていたのです。何があってもおかしくないぞ、と。そんな疑心暗鬼な状態で、48巻が発売され、巻末に証レターの応募要項が掲載されていました。

証レター

これを見ても、まだ連載が終わるか確信は持てていませんでしたが、まだ締切が一ヶ月近くあるので、ギリギリまで待つべきと判断しました……少なくともその時期に連載が続くか終わるか、分かっているだろうと思いつつ。




第536話 ヴァイス ファンド(2017/11/22掲載)

アル・ヒーブルのヤバさも驚きましたが、個人的には貘さんがやっぱりコーヒー持ってるという点に驚きました(そこかよ!) 

第533話のコーヒーを持ってる場面は、実は夜行さんが向かい側に座っていたのですね。533話の時点ではアノマだと勘違いしてたのでコーヒー持っててもおかしくないかと自分を納得させてましたが、夜行さんが相手となると話は違います。遂に貘さんも観念して殺人コーヒーを手にするのか……?

コーヒー

と思ったんですが、14巻の夜行さんのお店と比べてみると、内装が違いますね。ソファーの色合いや素材も違いますし、何よりも壁の位置が高いです。よって夜行さんのコーヒーではないから、貘さんは手にしたと見ていいでしょう(←かなり無駄な考察)。

夜行さんのお店

ここでまさかのカールさん再登場、そしてヴァイスファンドという言葉が出てきます。

ヴァイスファンド

連載時はここで休載になりました。今まで休載は定期的にあって、おそらくその間にネーム書いたり構成を練ってるのに当ててるのかな、と感じていました。

そう思っていただけに、訓練された読者はまだ望みを捨てていなかったのです。もうすぐ連載が終わるなら、このタイミングで休載にはならないだろう、と。だから連載はまだまだ続くのであろう、と。

そう安心しつつ、健康診断を受けてきました。この時はまさかあんな結果が通知されるとは知らず……




第537話 悪徳者達(2017/12/7掲載)

ヴァイスファンドと共に語られる、悪徳者達の存在。

悪徳者達

やはり休載しただけあってこの後も連載は続くぞ! 

そう思っていた日もありました。

巨悪

フルネームで貘さんを呼ぶ存在を見たら、これから過去編も始まると期待しちゃうじゃないですか。家族って感じでもなさそうだし、誰なのか推理したくもなるじゃないですか。

お帰り

この時はまさかあと2回で連載が終わるとは思っていなかったんですが、そんな折、先日の健康診断の結果が出ました。

肺に影があるため、至急精密検査が必要

緊急度は、A〜Hの中でHという、今まで見たことがない最悪の内容。診断結果の単語でググると、肺がんを連想させるキーワードばかりです。そのあとPSVRをやってる最中に気分が悪くなり、一瞬だけ意識を失ったのか、椅子にガクンッと倒れ込んでしまいました。ヘッドセットを外すと、心配そうに息子がこちらを見ています。あまりに急だったので、怯えていたのでしょう。

あれだけ楽しく遊んでいたゼノブレイド2が、不安のあまりまったく手につかなくなり、欲望の灯火がすっかり消えてしまった気分です。あまり考えないようにしていたのですが、夜中に布団に入っていても寝付けません。そんなに寒くないのに、なぜか体が震えてきます。これが死の恐怖か。そう実感した瞬間、心の中で強い思いがありました。

まだ小さな息子を残したまま、死ぬわけにはいかない。
嘘喰いの最終回を読み終えるまで、死んでも死にきれない。
せめて今書こうとしている小説を、書き終えておきたい。

直感的に思い浮かんだこれらの内容に、我ながら驚きました。

あれだけ楽しみにしていたゼノブレイド2への意欲が無い状況なのに、ここまで欲したほどに嘘喰いという存在は、自分の中でここまで大きかったのだ、と。妻のことは全く考えなかったのはさておき嘘喰いを最後まで読むためにも、絶対に生き延びてやる、と心に誓って月曜に大きな病院で精密検査に臨みました。

その結果、異常なしと出ました。

え?

放心してると、先生はにこやかに説明してくれました。レントゲンだと男性であっても乳首が写り込んだり、風邪で一時的に肺に何か出来ていたり、ということはよくあるそうです。今回はCTスキャンで色々な方向から詳しく検査して、その結果何も見つからなかったので問題ない、と。再検査というのは念のためにやることが大半なんですよ、と。

たった三日間でしたが、生きた心地がしませんでした。そのかわり、自分の中の大事なものを見つめ返す機会になったと感じます。十年以上構想してて書いてなかった小説も、元気なうちに書き始めないと、と危機感を覚えて作業し始めるようになったのも、終わってみれば良い結果になったのではないでしょうか。




第538話 訪れた(2017/12/14掲載)

栄羽が預言者・絵子のビデオを見ながら絵本を執筆していたので、あそこまで未来を言い当てた預言書と化していたわけですね。そういえば梟だけでなく栄羽も號数が不明な立会人ですけれど、死亡した空きに代わりの人間が入るので、かつての號数の予測は無理かなと思いました。

ハチの王子

30巻で描かれていたカマキリがここでも出ていますので、やはりアビ・カーンを意味していたとみて正解だと思います。悪徳者を意味する虫たちが7匹でなく5匹なのは、貘さんがアイデアルとアル・ヒーブルに勝ったからでしょう。

新たな強者

実は30巻から存在を匂わせていたことになるアビ・カーン、たった数コマでヤバさと強さを感じさせる迫先生の手腕が素晴らしい。

アビ・カーン

Aを出して勝った貘さんに対し、ジョーカーを引いてみせて、これまた数コマで強さを感じさせるのも凄いし、ちゃんみだだけでなく判事まで驚かせているとは! ここまで驚くということは手がかりがあるのではと思って、全巻読み直した人も居るのではないでしょうか。

ゴーネン

伽羅らしき人影のあと、このシーンで涙ぐみそうになりました。動かなくなったとあるので死んだとは限らないものの、伽羅が「まだ来るな」とは言ってないように思え、貘さんの生存を諦めてしまっていた気がします。

お迎え

誰もが最後は死ぬ

そして最後のページにて、縦ではなく横に破かれ、食べられていないカリ梅が。

カリ梅

単行本だとわからないんですが、週刊連載時には毎週あった次週への煽り文句がなく、奇妙なまでの静けさを感じました。一体何が起ころうとしているんだろう……

まさかと思って巻末の作者コメントを見たら平常運転だったのでほっとして、何気なく次週のヤンジャン予告を開いた瞬間、衝撃が訪れました。

次回、最終回

次回、最終回。

これを見て驚いたのは、国民クイズ以来です。ここまで話が大きくなっている中、まさか終わるとは思ってなかったゆえの衝撃です。

とはいえよく見ると巻頭カラーと書いてあるんですよ。そうなるともちろん打ち切りとは思えませんし、ヤングジャンプでは巻頭カラーで最終回になって次シーズンが始まる作品が幾つもありましたので、来年早々に『嘘喰い:Re』や『嘘喰い!G』が始まらないと誰に言い切れるでしょうか(今思えば、これ自体も読者を翻弄するミスディレクションだったのかもしれませんね)。

そんな折、もう一つの事実に気づきました。ギリギリまで粘ろうと思ってた証レターの締切が12/20(水)となっていた事を。つまり最終回を見る前に、迫先生にファンレターを送る必要があるのです。この落ち着かない精神状態で、どう書けばいいんだ……?!

悩みながら色々書き始めましたが、もうこんな状況です。


悩みに悩んで、念のために簡易書留にして、ギリギリになりましたが投函しました。

さぁ、あとは最終回を待つばかり。




第539話 プランA(2017/12/21掲載)

20日の深夜はなかなか寝付けませんでした。仕事が忙しい時期だったので寝不足なのは避けたいところだったので、早寝早起きして出来るだけ早く最終回を見たかったのです。

しかし自分でも分かるくらい気分が高揚して、なかなか寝れそうにありません。それでも体の限界が来たのか、ようやくうとうとしてしまうものの、ぐっすり寝付けたわけではないので中途半端な時間に目が覚めてしまい、もう覚悟を決めてコンビニでヤンジャンを買ってきました!


そのあと仕事がキツかったですけれど、そこまでして買いに行って早めに読むだけの価値はある、実に嘘喰いらしい捻った、それでいて読後感が良い、素晴らしい最終回でした。以降に詳しく書いていきます。

もう先週の時点で貘さん生存は諦めてて、せめて梶ちゃんだけは……と願っていました。鼻血を出すくらい心酔していた梶ちゃんが、貘さん居なくなって大丈夫か心配だったのです。

そしたらちっとも大丈夫じゃなくて、あわわわわ……マルコも変な連中についていってるし、どうなるのコレ……最終回なんだよね……?

梶ちゃん

最終回まで読んでると、さすがに背景であっても何が仕込まれてるかわからないぞ、と用心するくせがついてたので、早速このコマみて「AYWEATHER PACOUIAO」と検索したら、Googleが気を利かせて「MAYWEATHER PACQUIAO」の検索結果を表示してくれました。2015年5月2日にラスベガスのMGMグランドで開催されたボクシングの試合のようですね。

閏秒などを考慮して、二回目の屋形越えが2009年1月1日と思われ、その二ヶ月後に創一が昏睡から目覚めたことを考えると、それから6年近くたったと見てよいでしょう。

相手

創一達が向かった先、椅子に座るその人物は……

相手

貘さんそっくりな人物、ゴーネン。だから判事達が驚愕したのか……

ゴーネン

撻器と貘さんが合わさったかのような強者の余裕が凄い。何回言ったかわからないけど、ほんと嘘喰いという作品はたった数コマで新キャラの魅力を描き出すのに長けてますね。しかも最終回間際にアビ・カーンに引き続き連発してくるんだから、驚くなという方が無理でしょ、コレ……

ゴーネン

戦う前から分かるほどの強敵達に対し、創一が語る言葉は実に意味深です。

勝てないかも知れない

最初に読んだ時は、創一がゴーネンと戦うのかと思い、読み終えた時に微妙な齟齬を覚えました。しかし何度も読み返し、ふと気づきました。創一はゴーネンの前の席に座ろうとしていなかった。そして勝負を取り仕切るために戦う、我らの居場所が賭郎、という言葉からすると、創一はゴーネンと賭けをするために来たのではなく、ゴーネンが誰かと戦おうとする勝負を取り仕切るために来たのではないか、と。

我らの居場所は賭郎

「そして」という言葉に続いて、梶ちゃんとマルコが現れます。なんだかいつも通り仲良さそうで、ほんわかしちゃいますね。冒頭の荒れっぷりにすっかり騙されちゃいましたよ〜ほっとした〜よかった、本当によかった……(涙目)

二人の仲間

二人のハチ王とあるので、創一がお屋形様として二人体制になったようですね。あの絵子の予言のビデオをみながら栄羽が書いたハチ王ですから、ゴーネン達にも勝利するであろうことも間違いないでしょう。

二人のハチ王

「そして」我らが貘さんが、プランAと言いながらカリ梅を食べて完結です。今までピンチになってプランBと言ってた事が多いので、プランAということは貘さんの思い通りの展開なんだな、と。そう考えると前回同様に横にカリ梅の袋が割かれているのが意味深ですね。

創一の言葉は一見「そして」で止まっているように見えますが、それを引き継いだのが梶ちゃんや貘さんの登場のシーンではないでしょうか。つまり貘さんは己が正しい場所に居るのでしょう……ゴーネンとギャンブルで戦うという場に。

色々な捻りや含みがあるのに、読後感がまるで少年マンガのような爽やかさで、十年以上にわたる連載を締め括るのに相応しいグランドフィナーレでした。

カリ梅

ただ一つ気になる事があります。最後のセリフはいつものアレで締めてくると思ったのに、こう来るとはかなり意外でした。そう思いつつも今までの数週間、この作品が完結するのかどうか振り回されてたことを思い出すと、自然とこういう結論に至りました。

敢えてあのセリフは作中に書かなかったのだな、と。

その役目は我々に譲渡されたのだな、と。

こういうメタ的仕掛けまで狙っていたのだな、と。

自分から言うべきことはただ一つ。

「迫先生、あんた、嘘つきだね」

素晴らしい作品をありがとうございました!!!!



























第49巻発売日(2018/02/19)

週刊連載が終わり、いよいよ最終巻の発売です。今まで紙のコミックスのみで買い続けてきました。Kindleだと集英社は二週間遅れが通例でしたから。しかしながら、今回だけは様子が違い、なんと電子書籍と紙版が同時発売です。

そうなると話は別です。福岡だと発売日から2日遅れての入荷になるので、紙版よりもKindleの方が早く読めます。特に今回は証レターに応募したので、結果が気にならないわけがありません。

じゃあKindle版買って、二日後に紙版も買えばいいじゃない。ケーキがなければパンを食べればいいんじゃい。そういうわけで2月19日の0時になってから、Kindle端末を何度もリロードし続け、ダウンロードが終わった瞬間に真っ先に巻末を見ました。

しかしながら、残念ながら掲載されていませんでした。とはいえこうやってKindleでいち早く結果を見るところまで含め、楽しい楽しいお祭りだったと思います。証レターにちゃんと応募できたからこそ、ダウンロード中のドキドキ感を味わえたわけで、この祭りに参加できて幸運だったと思います。掲載された方々、おめでとうございます! そして応募できた自分もおめでとう!

証レターを書いた時は大変でした。普段はブログで長文でネタバレ満載の感想ばかり書いてるので、400字という制限がほんとうに厳しかったです。短い言葉で適切に思いを語るのは本当に難しく、普通に何も考えずに書いてたら余裕で字数オーバーするばかり。

何度も書いては消し、削っては書き換え、その繰り返し。平日は仕事が忙しいので、余裕をもって書けそうにないと思って、土曜朝から書いてたはずが、もう日曜夜になってしまいました。たった400字、されぞ400字。私は真に驚くべき感想を書こうとしたが、この余白はそれを書くには狭すぎる。

そういうわけでいつまでも時間をかけられず、買ってきた便箋に、心をこめて、一文字ずつ、あまりキレイとは言えないですが、ワープロよりは手書きが良いだろうと思いながら書きました。お約束のように一枚目は書き間違え、二枚目で書けたのが以下の文章です。

次回で最終回だなんて嘘だと思いたい。

人生で辛い時も、木曜日には嘘喰いが読めるのを楽しみに乗り越えてきたのに、もう続きを読めなくなるなんて。これからの木曜日は、どれだけ色褪せてしまうのだろうか。

こうしてこの文章を書いている今も、自然と目元が潤んでしまうのは、何故なのか。奇妙で、衝撃的で、目を離せない、長く楽しい旅。彼らと11年も一緒に過ごしてきたのだから、旅の終わりが寂しくなるのも仕方がないのでしょう。

これまでも共にずっと歩んできたし、これからの人生もずっと、気がつくと傍らに良き隣人として彼らがそこに居るのだろうと思うと、この素晴らしい出会いに感謝するばかりです。迫先生、貘さん、今まで本当にお疲れ様でした。ゆっくり休まれてください……

すみません、わたくし、一つ嘘を申し上げていました。早く木曜日の鮮やかさを取り戻したいので、この渇望を潤す新たな旅路を少しでも早く、心の底からお待ちしております。


酒も飲んでないのに、我ながらエモい文章が仕上がっちゃいました。夜中に書いたラブレターは、翌朝見直した方が良いと言われてるのを実感しますね。まぁ妻にさえラブレター出したことないんで、これが実質的に人生初のラブレターと言っても過言ではないでしょう(←色々とマズい)

色々思うところはあったんですが、こんな文章を書く機会もそうそう無いだろうと考えました。自分なりに何日も悩んだ挙げ句の文章なんだから、そのまま送るしかないかなー、と。でもまぁ翌朝、簡易書留を出した瞬間はいくぶん冷静になってたのか「送ってしまった……」と思いましたが、まぁ送ったものはしょうがない!

巻末に収録された方々以外の証レターも読んでみたいですね。みんなの色々な思いが詰まっているに違いないでしょうから。全部読めるのは迫先生や編集者の方の特権だとは思いますが、証レターだけの別冊とかあったら読みたいし、みんながネットで自発的に書いてくれないですかね。

でもTwitterだと400字は無理だから、おのずとブログ類を持ってる人に限られるので厳しいかな……一瞬、証レターBBSを作ろうかとも思ったんですが、自分一人になりそうで怖いからやめちゃいましたけど。要望があったら設置してみるかもしれないですけど、そもそもこの記事を読む人が何人居るの?って話ですしね。






というわけで、一日一冊のペースで、約二ヶ月間に渡って、嘘喰い全巻の再読感想を書き終えました。証レターで書ききれなかったことばかりだったとはいえ、自分でもここまでやれるとは思ってませんでした。

エクセルでスケジュール管理したり、画像タグはエクセル計算式で自動算出したり、と少しでも効率よくして、文面を考えるのだけに時間を使うようにしたかいがあったかもしれません。趣味というより仕事してたような気分ですが、楽しかったですし、達成感でいっぱいです。疲れた〜

今までゲーム類の感想で4・5時間くらいかけたことはありましたが、1巻平均1時間としても50時間以上かけてますので(この記事は一日かかってます)、文句なしに最長の感想になりました。なんかの手違いで迫先生がこれ見てドン引きしないか心配ですが、まぁ書いちゃったものはしょうがない!

これでこの拙い感想は終わりです。思い返せば、自分の中の褒める類の語彙力が不足した日々でした。もう褒め言葉が絶賛売り切れ中で、何度素晴らしいと言ったか分からないですね(本気で類語辞典買おうかと思ったくらいです)。

あとは他の方の考察などを探してみて、自分が気づかなかったことなどを各記事に追記していく、といった感じでほそぼそともう少し嘘喰いという作品を楽しもうかと思います。

お疲れ様でした!



























もうちっとだけ続くんじゃ。


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